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日々雑感

日々の他愛ない雑感を記しています。読書、芸術、随想、少し仕事のことなど。

死ぬまでにしたい事

久しぶりに書いています。
最近友人で、ブログ始める人が結構いらっしゃるので、私もたまにやろうかなと。

の割に変な題名ですが笑

皆さん、死ぬまでにしたい事、ありますか?

さっき、NHK日曜美術館を見ていました。
紹介されていたのは、とある日本人画家。
戦前に一人渡米し、現地で絵画に目覚め、そしてアメリカ社会に溶け込んで、評価されていったそうです。

彼の生い立ちや諸々の作品も良かったのですが、何よりその絶筆に惹かれました。
死ぬまでに描いていた作品。
それは荒野に立つ、一本の枯れ木でした。

芸術や文学を見ていると、作者が死ぬまで描き続けた作品によく出会います。
殆どの人、会社勤めの人(多分私も)は、死ぬだいぶ前に仕事辞めるんですね。
しかし、彼らは違う、死ぬ直前まで、何かに魂を込め続けるんですね。

もちろん良い悪いではなくて。
仕事辞めて家族や一人でゆっくり過ごすのも、勿論素晴らしい。
要は、命を何に使い続けるか、だと思うんです。

自分が何故、芸術や芸術家が好きかも、少し分かった気がします。
命ある限り続けたい、そんなものを持っていたいです。

内と外

子供がハイハイを憶えた。

ついこないだまでの彼女は、動くことを少し怖がり、ひっくり返っては泣きじゃくり、元に戻してもらう始末であった。
それが今ではどうだろう。
逆にハイハイしないようひっくり返してもすぐにうつ伏せに返り、また動く。

どうやら動くことが、それ自体が楽しくて堪らないようだ。
明確に何処かに行きたい訳ではない。ただ、動きたがる。動ける事に満悦を覚える。
そしてやはり、何処かに行きたがる。
目に入ったものに手を伸ばし、我が物にしたがる。

何でそんなものに手を伸ばすんだ⁉︎と聞いても仕方ないのかもしれない。
深い意味はなく、ただ手が届く、それが嬉しいのだ。早く手を伸ばさないと他の誰かが手を伸ばす。ただそれが許せないらしいのだ。

そんなこんなで彼女は、布団から這い出、畳に泳ぎ出で、襖の縁まで越えようとする。
こっちは危ないし並べた本や仕事道具まで散らかされては堪らないから、引っ張り込む。
それがまた気に食わないらしく、余計に寝室の外に出たがる。

寝室は寝心地が良く安全で、食べ物にも不自由せず、そこは最適な環境と言えなくもないが、それをもはや認めたがらない。
外に出たら余計に良いものがある、気がするし、登り龍な今の気持ちには危ない目に会うかもしれないという自制心は、退屈過ぎる。

まだこっちの方が力は強い、本気でやりあったら負けはしない、などと意気がってもいられない。
物を壊されたらそれこそ堪らんのだ。こっちは怪我しても無邪気に笑っていられる歳でもない。愛読書をクシャクシャにされたらそれこそ一大事。
やがて、近いうちに彼女から目が離せなくなろう。
部屋も片さねばならなくなろう。
噛み付いてくる事もあろう。
忘れてはならない、かつて皆、そうして大人たちを払いのけて成長してきたのだ。落ち着くと昔のヤンチャは直ぐに忘れてしまうのが常だが。

そういう意味ではもう、status quoは来ない、のかもしれない。
新しい居間の秩序や生活リズムと喧嘩をしても仕方ない。
その中で本当に守るべき物を再定義して、やっていくしかない。
子供も手なづけねばなるまい。
本当にしてはいけない事も教えたいが、力を少しつけただけで、まだまだそこまでの分別には至っていないと見える。
ただ叱りすぎて嫌われてはそれこそ一大事だから、今のうちから散々仲良くしておくのだ。

さて、明日も楽しくいきましょか!

備忘 グエルチーノ展 国立西洋美術館

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アップするのをすっかり忘れてましたが、今週末までなんですね。

国立西洋美術館  グエルチーノ展

バロックはあまり観たことなくて知識もなかったのですが、素晴らしい作品たちでした。

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彼、グエルチーノは、イタリアはトスカーナ地方、チェントという都市で生涯を過ごした、同地を代表するバロック画家ということです。

チェントで生涯の大半を過ごし、この街の美術館や教会に多くの作品を残しています。

イタリア、チェントチェント - Wikipedia

素敵なところですね🎵
イタリアファンには堪りません😭

余談ですが、この街、地震学者が予測の成否を巡り裁判にかけられてしまった、数年前の大地震で大きな被害を受けています。

そもそもこの展覧会も、街の美術館が被害を受けて展示を継続出来なくなったために、作品の避難を兼ねて開催された、とのこと。

この画家に出会えた不幸中の幸いに、複雑な思いがします。
当然寄付がなされるようですが、チェントとその芸術が一刻も復興することを祈るばかりです。



さてさて、作品ですが。

作品の大きな主題はやはり、宗教と人、でしょうか。

バロック芸術ということで、普段よく観る見慣れた印象派や、鮮やかなルネサンスとも違った、強烈で重厚な感じが非常に印象的です。

このバロックというのは、中世ヨーロッパで見られた一つの様式であり、宗教改革の動きに対抗するためカトリック教会が主導した反宗教改革のための芸術です。そのため、見る人々の信仰心に訴えることが一大テーマであったようです。

こうしてみると確かに神や神に仕える聖職者達の出で立ちは荘厳で、また奇蹟の描写なども劇的です。

一方で、人々にはどこか憎めない人間らしさがあり、また人々の生活風俗が所々に垣間見えていました。
私がカトリック信者でないからそう思うのかもしれませんが、バロックの様式を守りつつ、そこには収まりきれない何かを描ききろうとする画家の、心意気を感じて嬉しくなります。



もう一つの見所は、作品の遍歴でしょうか。

彼は、先にも述べたようにチェントにおいて生涯の殆どを過ごしますが、短いながらもヴェネツィアフィレンツェやローマへの遊学を経験し、それが作風に強い影響を及ぼしています。

若かりし頃、暗く暗示的であった作風が、ルネサンス芸術の影響を受けてか色彩の幅、厚みを増していく。
また部分的であった光彩も、明るく作品全体を包み込むようになる。
そしてギラギラしている、鑑賞者を突き抜けるような人間の眼差しも、リアリティーは保ちつつも、どこか穏やかな達観を帯びていく。

絵画、そして人間と真摯に向き合った画家の魂の遍歴がそこにあるようでした。

当たり前ですが、まだまだ知らない画家が沢山いますね😅
体系的に、勉強する必要がありそうです。

お読み下さい、ありがとうございました❗️
m(_ _)m

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備忘 プリヂストン美術館 Best of Best 展

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最初にフライヤーを観た時は、すごい名前つけるなぁ、流石プリヂストン、と思いましたが。

なんと、長期改修のためのフェアウェル展覧会なんですね。

絵を観始めてから、永らくお世話になった美術館。
素晴らしい銘品の数々。
東京駅のどまん前という立地にあって、リーズナブルに我々を楽しませてくれた美術館。

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今回、恥ずかしながら始めて知りましたが、このブリジストン美術館が出来たのはなんと1952年、あの国立西洋美術館の設立よりも早かったそうです。

今でこそビル街のオアシスの如き馴染みの存在になりましたが、戦後の混乱にあってのこのような文化施設の誕生は、さぞや人目を惹いたことでしょう。

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時代を切り拓き、未だに第一線に立ち続けるパイオニア精神に感銘を覚えます。
今回、改修に入るということで、どんな風に生まれ変わってまた私たちを楽しませてくれるのか、楽しみでなりません。


美術にしても、時の流れを無しには今を語れないでしょう。
ここにある今では地域を確立した作品の数々も、かつては異端と扱われるような時代もありました。評価を受けず、苦しみながら格闘して死んでいった画壇は数知れません。

臆することなく美を追求した先人たちのお陰で、今を楽しむことができます。

ぜひ、本館にも、そのような革新を弛むことなく続けていって欲しい。

私ももう少し観る目を磨いて、また名作たちに再会できたらと思います。

どうもありがとう❗️❗️

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備忘 根津美術館 燕子花と紅白梅展

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こんばんは^^

GWも最終日となってしまいましたが、いかにお過ごしですか?

突然ですが、質問です。

「かきつばた」って花、見たことありますか?

「かきつばた」って漢字、書けますか?

私は恥ずかしながら、両方Noでした><

続きを読む

備忘 桶川市歴史民俗資料館


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こんばんは🌝

今日は少し渋めのコンテンツで笑

お買い物のついでに、隣町の桶川市歴史民俗資料館に行ってみました。
なんと入館料無料。
正しい民俗学の在り方です😁

さてさて、その内容は。

結論から書くとなかなかの充実ぶりでした。
こんな小振りな資料館なのに、ミニ企画展で十一面観音像展?を開催中。

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よく見れば近隣のお寺に伝わるものだそうです。

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う〜ん。いい。
小柄ながら、落ち着いた趣でとても癒される、良い仏像です。
郷土の歩みを、飾らず弛まず見続けてきた落ち着きを感じさせます。

街のジオラマもなかなか作り込んでました。

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そう、ここは、所謂中山道の桶川宿場が在りし場所。
ちなみに宿場の由縁を持つ近隣の土地は他にも上尾、鴻巣、そしてもちろん我が家のある北本など。
埼玉の小江戸といえば川越が有名でしょうが、それ以外にも、中山道界隈は所々に近世の面影を残しています。

ふと見渡すと、秀逸な屏風絵がありました。

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江戸の京絵師、横山華山による作品。
農村の人々の生活と生業をありありと描いた、貴重な民俗資料でしょう。
聞けば此処は紅花の産地として有名であったらしく、紅花の栽培、収穫、染め付けの一連の活動やそれによって生きる人々の日々の暮らしの様が非常に詳しく描かれていました。

彩色も精緻で綺麗でした。

素晴らしい…

隙間時間をタダで埋めるには充分な内容でした。



さてさて、余談。

この民俗資料館は、街の公民館と図書館と同じ建物に併設してありました。
そのため、これらの公共施設を訪れ利用する人たちが、自然と目にする環境にあるようです。

実際市民が色々な用でこの施設を訪れているようで、この小振りな規模にも関わらず、私が行った時は駐車場が一杯で暫く入れませんでした😅

これって、とても大切なことなのかな、と。

地方の、特に田舎の民俗資料館とか歴史資料館とかって、往々にして、それ単体で独立して建てられています。

ある程度の規模の街、例えば埼玉であれば川越のように、小江戸の名を冠すような一定の規模とネームバリューを持った街ならば、それらが単体でも「商業」として成立するでしょう。

しかしそうでもない小さな自治体や市町村以下の地域の場合、民俗史的にどんなに貴重なものであっても、それ単体だけで人を集めるのはやはり難しいのではないでしょうか。

私は個人的に、赴任したり旅で訪れた土地のこの手の施設には大抵行きますが、なかなかそんな趣味の人は多くないわけで。
事実行く先々で、貴重な展示品が閑散と祀られているのを見てきました。

それは少し、勿体無いのです。

話は転じて。
最近始まったのではないのかもしれませんが、地方や地域コミュニティーの再生、また文化の継承といったことがよく言われます。
言い換えると、それらは地域の共同体や伝統文化への問題意識なわけですが、限界集落といった言葉に代表されるような過疎化への危機感がそれらの背景にあるのかもしれません。

思うに、コミュニティー(の再生)に必要なのは、過去と、未来です。
そこに集う人たちがいると同時に、それらを支える記憶がある事、そしてそれらを語れる人たちがいることが、重要だと思います。
端的にいえば、学び行く若い人達と、昔を知る歳を重ねた人達が。

そういう人たちが一箇所に集まった時、記憶の集積と再生が未来の創造にリンクするのではないか。

例えば地域の公共施設でそういった伝統文化に関する取り組みや地域資料の保護編纂と、資料の展示を一緒にやり、市民がそこを使えるようにすれば、そこを基点に様々な取り組みが可能になるのではないか。

ふとそんなことを思いました。

纏まってない文章失礼しました。


ではまた!

備忘 ホイッスラー展 横浜美術館

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こんばんは、

週末いかがお過ごしですか?

だんだん、陽が長くなってきましたね〜
嬉しい反面、冬もこうして過ぎていく、と一抹の淋しさもありますね。


少し時間が経ってしまいましたが、先週、ホイッスラー展を観てきました。
テレビやポスターでだいぶ刷り込まれてたので、感無量です。
あと最低一回は、必ず行きます(^。^)

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さてさて、作品

ホイッスラーは、19世紀アメリカ出身の画家であり、伝統的な神話や歴史をモチーフにした宗教画が主流であった当時の画壇とは一線を画した革新的な絵画を多く作成しました。
むしろ色彩の純粋な美しさを追い求めた画風は、むしろ現代の我々の心に直に迫ってくるような気さえします。

また、ジャポニズと呼ばれる日本芸術への傾倒でも知られています。


やはり目を引くのが、風景画の美しさ。
極めて繊細かつ鮮やかな色彩で、眺めるほどに網膜に染み込んでいく、岩清水のようでした。


油彩画においては絵具を油で稀釈して調合しますが、彼の場合、通常の数倍の油を使い、かなり薄い絵具を用いていたそうです。
こうする事で、同じ色彩表現でも重ね塗りをする事になり、色の複雑な交錯や光の微妙な表情を表現出来るようです。



風景画
淡い色使いですが、よく見ると、その観察眼の繊細さに、鳥肌が立ちます。










こちらはジャボニズム。

個人的に、ジャポニズはなんかエキゾチックな感じが出て、純粋に綺麗!とは余り思わないんですが、この絵は耽美的な雰囲気を醸し出していました。




あえて音楽の題名をつけるあたりが、にくいです。







確か3月までやっています。

それにしても、横浜の夜景は綺麗。
早く娘にも見せてあげたいです🌃
もし横浜にお立ち寄りの際は是非🎵



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