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日々雑感

日々の他愛ない雑感を記しています。読書、芸術、随想、少し仕事のことなど。

防災 総論1

最近、必要があり防災について、勉強を始めた。

学問というより、実務の必要に迫られてのリサーチなので、しかもあまり時間もないので、どこまで体系的にできるかわからないが。

これまで仕事で災害派遣に関わる事はあるにはあったが、殆ど小さなユニットの話か、現場での、自分正面、或いは個人としての即応性をいかに保つかということでしかなかった。

防災というものについて、しっかり考えたことはなかったと痛感している。

 

とりあえず、手始めに幾つかの本を読んでいる。手始めに分かったことは、月並みな、極めて月並みな内容。日本はこれまで幾度となく災害に見舞われてきた。そして多くの教訓を得てきた。しかし、十分に生かされてこなかった。幾度となく得られてきた教訓は、幾度となく忘れられてきたのである。

 

とある文筆家がいみじくも述べたように、歴史の教訓は、人間は歴史からはなにも学ばない、ということ、かもしれない。

昨今の大震災においても、実に多くの教訓が得られ、そして「思い出された」。

津波の到達地点に寺社仏閣や慰霊碑が立っていた、洪水の発生地点にそれを予感させる地名がついていた、そのような例は枚挙にいとまがない。そしてそれらの事実は、往々にして、災害があったのちに日の目を見るのである。

 

今後の防災研究は、災害とはいかなるものか、いかにして被害を抑えるかという自然科学、あるいは工学的な視点に加え、社会や組織がなぜ教訓を忘却するか、またいかにすれば忘却が防げるかという社会学的知見が求められよう。